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だから祖母を大切に…。
嫁ぐ日に裾にしがみついて、
「みさを、お嫁に行ってしまうのか」
と泣きながら、
別れを惜しんでくれたその姿が
今もはっきりと思い出されてならない。
便器にしゃがみ込む
その力が弱ったとき、
後からずしっと脇を抱えて
待っていたのも
私だった。
だから、
三人の娘の出て行くことが
淋しかった。
その時は
八十五歳くらいであったろうか、
文久生まれの祖母であった。
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