子供が少し大きくなった頃の話。
お祝まんじゅう等を頂くことがある。
「はんぶんこしよう」とは言わない。
「今日は二分の一ずつよ」と言う。
お父さんとお母さんは四分の一なのね…
と子供たちはその量と分数とをしっかりと知った。
やがて小学校も上級近くになると、
子供たちは言う。
「お母さん、
友達は二分の一よりも八分の一の方が
大きいと勘違いしてるんだ。
どうしてだろう。
城さんは問題を黒板に書くとすぐ答えを言ってしまうんだ。
少しは黙ってなさいよ…と叱られた」
と、
よく言っていた。
子供が興味を持つものは
出来る限り教えてあげることにした。
ところが、
何事も、
これはどうしてなんだとか、
なぜ電線がうなるのだとか、
色々な質問が飛び出すので、
親の方がうろたえることが多かった。
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