ケネディセンターでは、
実演もしましたし、
ファッションショーもしました。
そのあとで、
いや先だったかな?
私に20分のお話の時間を
与えてくれたんです。
それで、
先に用意しといた原稿を
先方にお渡ししたんです。
言いたいことを
十項目に分けて書いたものを。
それは訳すのに、
非常に苦労したようでしたけど、
それを翻訳してスピーチしてくれたんですね。
それが終わったあと、
ウワーッと人が集まってきまして、
これはどうじゃ、
あれはどうじゃ、
ああじゃこうじゃ、
って、
もう蜂の巣をつついたよう。
取り囲まれちゃって、
誰と話していいのか
わからんほどでした。
向こうのベリー・スペシャル・アーツの
幹部の人たちとも話し合いました。
そこでいろんな話を
全部しました。
幸い、
同行した息子たちは英語が達者でしたので、
大丈夫だったんです。
その時、
「城みさをは、
クオリティー・コントロールに
ノンを付けに来た」
って、
言われたんです。
アメリカでも、
障害者にはやはり
型どおりの指導をやってたんでしょうねぇ。
それで、
「今年のキーワードは、
ノン・クオリティー・コントロール
にしよう!」
と
なったんです。
( NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その33 ★★★
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