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さをりは、
一人全部、
自分を表現して織ります。
だから、
自分で織った布で
つくった服を着るのは、
自分自身を着るようなものなんですよ。
自分の内なるものを
服にして
外にあらわした。
見えなかったものが
見えてきたんです。
織ることを通して、
感性を、
生きざまを、
生命を、
目に見える
かたちあるものに
変えたんです。
こうして
私たちは、
産んだわが子を包む織りから、
自分の
「いのち」
を
「かたち」
に変える織りにまで
高め得た、
そう言えると思うんです。
( NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その4 ★★★
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