どういうふうに変わっていくかわかりませんよ。とてもじゃないが一人の役人が変わったといって変わるもんじゃないと思います。しかしその方のおっしゃるには、今までの経験があるんですよ。県の教育長になっていかれた時に、教育現場と教育長とけんかばかりだったらしいんです。もう本当に教育行政というのは、教育長と現場とはしょっちゅう-日教組もそうですけど-けんかばかりだった。どこへ行ってもけんかの仲裁と、けんかの話ばかりがあるんだそうです、私知りませんけど・・・。だけど、“さをり”の話になると突然に一致協力になるんです。突然に話題がピターッと合って非常に仲良くなるんです。これで大いに恩恵を受けましたと言ってくれました。その理由はどこにあるか。また皆さんお考え下さいますか、賢い方ばかりやから。日教組があったりなんかして、文部省側と民間、現場の教育者との間にいざこざが絶えなかった。けんかばかりの状態で憎まれ役ばかりをやっていた。ところが、事“さをり”を通して感性の部分、アートの部分で話し合う時にどちらもが一つの心になれる。「これは嬉しかったです。お土産に障害者の織った作品をいただきました。こんなお土産をもらったのは初めてです」、そう言って喜んでくれました。そういう実感を持って、非常なエネルギーを受けますという風なものの言い方を文部省の方がして下さったんで、ハアー助かったと思って今日は心を軽くして名古屋へ来ましたんです。一昨日そんなことがあったんです。
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