申し訳ないですけど、今日までに、今日以前に感性は生まれてから持っていることを御存じであった方はちょっと手を挙げていただけますか。あ、そうですか。何かの拍子にお気付きになりました? 今まで私、何遍も講演会に行きましてね、百人ぐらいの人で女性の場合は一人もないというのが多いんですよね。男性の場合は百人のうちに一人ぐらいはおありになったんですよ。そういうことが時々ありました。最近になって、こんなに大事なことを世の中がこれを問題にしないでいいのかなあと、かなり考えるようになってきました。いかがですか? 皆さん、どう思われます? こういう大事なことをニュースにもしなけりや解説もしないで、ものすごく根本的な問題じゃないですか。感性を自分に持っていることがわかっていれば、それを刺激してそして自発性を持てば、一人ひとりの素晴らしい感性は死ぬまでにものすごい完成度を見せることができるんですよ。そうすると、その時代の高齢者という取り残された世代がどんなに素晴らしいものになるかでずよ。何を放ってでも、ものすごう大事なことが残っている。そのことに気付くだけでも、ものすごい勇気が出るじゃないですか。そういうことに切り替えていきたいんですよ。年寄りは何もできない。馬鹿だ馬鹿だ。足手まといである。金ばっかり便うて、病院へ行くばかりで、病院のはしごばっかりしてるのが年寄りのようなことを言われてますけども、大事なことを忘れているんじゃないかな。そういう世の中、ひっくり返したい。そんなふうに感じます。
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