たてよこ同じ糸を使うと、
いとも簡単にその色になってしまうでしょう。
企業は簡単にその色にしたいから、
大抵同じ糸で織っている。
しかし、
私たちは織工ではないのです。
自由に想いを織りたいのです。
だから、
たてよこ同じという
単純なことを避けたいものです。
私たちの織り「さをり」は、
その基礎を自分の中に置くことを
目標にしています。
その行為は、
布を織っているのではなく、
自分を織ることになりました。
そのうちに、
「これは物まねではないぞ。
独特の日本人の味が出ている」
と思うようになりました。
一口に言って、
私たちの中に、
親からもらった日本人的感覚が
出始めるのは当然である、
と私は確信しています。
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