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しかし、
その布を初めて見た瞬間、
アッと驚きました。
母が織った布と同様に、
ものすごく輝いて見えたのです。
耳は不揃い、
密度はバラバラ、
よこの縞の柄は
広いのもあれば狭いのもあり、
いわゆる、
「めちゃくちゃ」な
布でした。
そして、
実に生き生きとしていました。
「これは、
この人が五年前に織ったものです」
そう言われた女性が
ニコリとします。
その時は、
等間隔の縞模様を
セッセと織っていました。
【研三さんが語る、母・みさをの「さをり」物語】
★★★ その28 ★★★
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