「リハビリテーション世界大会」
というのが、
1988年の9月にありました。
その時、私たち、
美術とパフォーマンスの会場を
プロデュースさせてもらったんです。
壁面と天井を使って、
壁面に99本のタペストリーを
ズラッとぶら下げて
会場を取り巻きました。
そしたら、
すごくみんな興味を持って
見に来てくれた。
外国の方も
ずいぶん見に来てくれました。
ある外国の方は、
厚生省の人に、
これを見ただけでも、
わざわざ日本に来た甲斐があった、
って
言ってくださったそうです。
それほどに、
ほんと、
来場者の目を見開く陳列が
できたわけですよ。
そのあとで、
そこでファッションショーをやりました。
ファッションショーの流れが、
自然に広場に輪をつくりました。
みんな、
親も子も、
ファッションショーに出た人も
出なかった人も、
全部、
輪になって手をつなぎました。
そしたら、
その中に
車椅子の人も
チョイチョイと入っていました。
その場で踊りながら
歌を歌ったんです。
そしたらまあ、
全部の人が感激して、
外国の人も
飛び入りでどんどん入ってくる。
インドの人が
最初英語で言ってたのが、
途中からもう、
ヒンズー語に変わってしまって
しゃべってるんですよ。
そんなふうに
もう興奮してしまう。
( NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その24 ★★★
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