どうして
こんな美しい色になるのかなあって
考えますと、
これはどの色を見ても
虹の色なんです。
黄色を織りだすと、
赤が入れたくなる。
赤を入れだすと、
緑が入れたくなる。
そしてたらまた、
空の青が入れたくなる
みたいな感じで、
彼や彼女の中から、
色が浮かび上がってくるんですね。
その浮かび上がってくる
思いのとおりに織っていく。
そうすると、
こんなすごい彩りになる。
しかもバランスがよくて、
分量がまちまちなんですね。
同じものは
絶対にないんです。
同じ寸法には
絶対ならない。
( NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その8 ★★★
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