私は、
これだ!
と思ったんですね。
どうですか?
雑巾にもならん
と言われたもんが、
こんなに評価されるんですよ。
そういう風に、
布という意識でつくるから、
機械の真似になってしまうんです。
そうじゃないの、
織り物なの。
そうじゃない、
自己表現なんだ。
そうじゃない、
アートなんだ!
これはすべて、
アートの世界でとらえた
織りなんです。
だから、
なんでも、
どんなことでも
許されるわけです。
何をしてもいいというのが、
すごく魅力になるんです。
糸くずが挟まっていようが、
穴が開いていようが、
段違いになっていようが、
ブラブラと房が出ていようが、
すべてアートですよ。
( NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その18 ★★★
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