おもしろいな、おもしろいな、で

 

あ、よし、

このグレーに

 グリーンを入れたら

どうなる、

ピンク入れたら

どうなる、

ブルー入れたら

どうなるって、

発想していくんです。

 

よしよし、

ピンク入れると

おもしろいな、

赤を入れると

おもしろいな、

今度は何がいいかな、

あ、

これがいいか、

よしよし、

うーん、

気に入ったものができたぞ、

なんてことを考えながら

やっていくんです。

 

ですから、

デザインとか、

そういうのは

まずないんです。

 

何をしようとかいう計画は

まったくないんです。

 

いいなぁ、

よしよし、

この色はもうこれぐらい織ったら

もういい。

 

ああ、きれい。

 

次何にしよ、

次この色、

あ、

おもしろいな、

おもしろいな、

なんて思いながら、

そうやっていくことが

おもしろくてやっているんですね。

 

だから、

自分の好きなことをやりながら、

私の好きなことって

これだったんだ、

というのが見えていくわけです、

その中に。

 

 

 

（ NHKラジオ

　『こころの時代　～宗教・人生～』

　 1995年2月4・5日放送より ）

　★★★　その6　★★★