「衣食住」って言いますけど、
3つある中で、
「衣」
が一番最初なんですよ。
その衣は、
昔は、
子どもを抱くことからはじまって、
家族のために織って、
愛する人のために織ってきたものが、
ずーっと伝わってきて、
そして伝統みたいなものもできたり
いろいろしながら、
現在まできた。
ところが、
今では全部、
機械がやるようになってしまって、
女の手から、
その楽しい織りが
取り上げられてしまった。
そうだ、
ルーツに戻ろう、
と思いました。
戻ろうとする不思議な力が、
女にそうさせるんです。
織りの喜びが、
1本の道となって、
今に伝わってるんです。
そして、
あらためて今、
その道をもう一度
発見したんです。
(NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その3 ★★★
コメント