だから次の年に神戸でその講習会をやりました。そして世界の人に呼び掛けて来てもらいました。「交通費だけは持ってきて下さい。こちらでの食費一切はこちらでいたします」という一」とでやってもらって、二日間の講習をして、二日ですよ、たったの。そして帰りがけに機一台といろんな部品と、それから製作図面をお土産に持って帰ってもらいました。だから、どこだって機を作れるんですよ。木のない国はないんやから、木製でなくてもパイプでもできます。製作図面と見本を一台持って帰ってもらって 織り方を習って帰ってもらったんです。そしたら外国にワーッと広がります。ただしメキシコとか、昔からの伝統の織の人は伝統を崩さないから、それはしっかり守っています。だけど障害者関係に関する手織りの考え方というのはサーっと入っていったんです。
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