趣味で始めた手織りが、
家の中ばかり見ていた私の眼を
世の中に向けさせました。
私はそこで、
大変なものを見つけました。
世の多くの女性は、
素晴らしい能力を持ちながら、
機会がないために、
自分の持っているものにさえ気付かずにいる
ということでした。
結婚と子育てによって、
男女平等に受けたはずの教養が中断され、
そのまま埋もれたままの状態で老いて行きます。
それに加えて、
文明のもたらす安易な日常生活は、
思考力や想像力を鈍らせ、
人間本来の姿を忘れさせて、
画一的生活というコンベア-に乗せました。
生活はしていても、
“生きた”という実感もなく
一生を終わることになりかねません。
「手織り!私の憧れなのよ!」
と小躍りする人はもちろんのこと、
「なんだそんなもの・・・」
と一笑にふされる方々にこそ、
SAORIをやっていただきたい。
器用な人よりも、
不器用な人の方が面白い。
女性だけでなく、
男性の方が面白い。
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