こと細かく教わり、
自分で実行することができない人達は、
自由に好きに織って良い、
と言われると、
その瞬間から自由に織ることができました。
何年間も指図されたのに、
何も身に付いていなかったのです。
その後の彼らの意欲は
それまでとは全く違っていました。
休憩ですよ、
と言っても、
一向に止めません。
お昼ご飯ですよ、
と言っても、
構わず織り続けていました。
なかなか
機の前から離れません。
あまりの変わりように、
指導者はただただ驚くばかり。
そして、
何もすることが無くなりました。
見ているだけで良い
と言われてしまえば、
手持ちぶさたです。
【研三さんが語る、母・みさをの「さをり」物語】
★★★ その30 ★★★
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