« ご機嫌麗しゅう♪ | メイン | 捜し物は何ですか? »
父は
もと織物工場の跡取りで、
学校を出てから
工場長として働いていました。
当然、
織機の扱いにも
慣れていました。
しかし、
昭和初期の世界的な恐慌で
祖父の経営する織物会社が倒産し、
財産のすべてと、
相前後して父親も
同時に亡くした父は、
二度と織物工場をやろうとはせず、
「ガチャマン」を尻目に、
機料店という、
織機の部品を扱う店を始めました。
そのために、
工場で使う織物の部品が
店先に転がっているという
機を作るには願ってもない
好条件があったのです。
【研三さんが語る、母・みさをの「さをり」物語】
★★★ その6 ★★★
この記事へのコメントは終了しました。
もっと見る
コメント