そしたら、
「ジャパニーズ!
ジャパニーズ!」
って、
すぐ分かったんですね。
踊り終わった時、
それはもう大きな拍手でした。
ウワーッと盛り上がりました。
私たちの着てた、
さをりの服が、
みんなの目に映ったんですね。
もちろん
障害がある人が織ったものです。
「ビューティフル!
ワンダフル!
ビューティフル!
ワンダフル!」
の渦でした。
あんなに感激したことないですよ。
広いホワイトハウスの中庭で、
もうみんなが私たちを見て、
「ワンダフル!
ビューティフル!」
なんですよ、
帰り道も。
そうすると、
あくる日も
同じ服を着ないといけない。
もう三日間、
同じ服を着て通しました。
それほどに
みんな分かる目を持ってるんです。
日本では、
「けったいな服着てるおばちゃん」
と見ます。
向こうの見方は
違うんですよ。
( NHKラジオ
『こころの時代 ~宗教・人生~』
1995年2月4・5日放送より )
★★★ その30 ★★★
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