無心で織るには

無心とは・・・

なにやら禅問答めいてきますが、

手織の世界でいえば、何ものにもとらわれずに、

自由な発想で自分を表現できるということです。

　

「夢中で織っていましたが、

気がついたらこんなものができてしまっていました。」

というのが理想です。

　

言葉でいうと簡単ですが、

そこは禅の世界同様、

無の境地になるというのは難しいものです。

　

恥ずかしい・・・

人はどう思うだろう・・・

おかしくないか・・・

笑われないか・・・。

こうした雑念・妄念を打ち払うことは容易ではありません。

　

今、自分はどこかで拘束を受けてはいないか、

世間体や社会の常識、約束事に縛られていないか、

常に注意を払いつつ、

子供のような無心な気持ちになるようにするしかありません。

　

「思い切って冒険しよう」は、

雑念を振り払う合言葉ですね。